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【転職ノウハウ】転職の面接マナー15選!入室から退室まで、注意すべき正しい作法とは?



転職の面接では、社会人としてのマナーは「身に付いていて当然」という前提で評価されます。面接での受け答えがしっかりできていても、基本的なマナーが守れていないとそれだけで合否を左右する可能性もあります。

この記事では、面接時に押さえておきたいマナーを紹介します。面接当日の受付からオフィスを出るところまでの流れに沿って解説しますので、面接を控えている人はぜひ参考にしてください。

 

もくじ

 

面接当日までに確認しておきたい2つのマナー


まずは、面接当日までに準備が必要なマナーを確認していきましょう。


マナー1. 清潔感のある身だしなみ


見た目の印象で第一印象が大きく左右されるため、面接当日の身だしなみには気を使う必要があります。ただし、当日慌てて準備をすると「スーツのシワが取れない…」「アイロンがかかったシャツがない…」といったトラブルが発生することもあるので、事前にしっかりと準備できるところはしておきましょう。指定がない限り、転職の面接ではビジネススーツが基本なので、シワや汚れのないスーツ、シャツをしっかりと準備しておきましょう。


マナー2. 必要な持ち物の準備


面接時には履歴書や筆記用具など必要な持ち物があります。面接先から指示がなくても以下の7点は持っていくと安心です。「履歴書不要」と言われていた場合でも、当日提出を求められることもあるので、予備として持参することをおすすめします。



面接の訪問から受付までのマナー4選


面接官との質疑応答だけが面接ではありません。訪問時や受付での立ち居振る舞いも企業側にチェックされるポイントです。社会人として適切な行動が取れるよう、会場に到着してから面接が始まるまでのマナーをおさらいしておきましょう。


マナー3. 遅刻は厳禁!10分前には会場で待機


面接の約束時間の10分前には、会場に到着するのが基本です。遅刻は厳禁ですが、 到着が早すぎるのも好ましくありません。予定よりも早めに着いてしまうと、その分の面接会場を予約する手間がかかったり、その時間に予定していた仕事を中断させてしまったりする可能性があるため、企業側に迷惑をかけることになりやすいです。そのため、目安としては5~10分前に受付を行うようにしましょう。

なお、やむを得ず遅刻をしそうな場合は早めに電話で連絡し、遅刻の理由と到着予定時間を企業の担当者に伝えましょう。正当な遅刻の理由があり、面接官のスケジュール調整が可能であれば、そのまま面接を受けさせてもらえる可能性が高いです。


マナー4. 会場の建物入口でコートは脱ぎ、傘は傘立てへ


冬場の面接など、コートを着ている場合は建物の入口で脱ぎましょう。脱いだコートは腕に掛けて持ちます。上下半分にしてシワのないよう綺麗に腕に掛けることを意識すると良いです。

また、傘がある場合、会場の入口に傘立てがあれば利用しても構いません。傘立てが無い場合は、面接会場に持ち込むことになりますが、社内を濡らしてしまわないようにタオルやビニール袋があると安心です。備え付けの傘用のビニール袋があればそちらを使いましょう。面接会場内を汚さないように配慮することが大切です。


マナー5. 面接会場内ではスマホはマナーモード設定に


スマートフォン・携帯電話をマナーモードに設定することも忘れないようにしてください。面接中に着信音を鳴らすのはマナー違反になります。会場に入る前からマナーモード設定にしておくと安心ですが、念のため面接会場に入る前にもう一度確認すると良いでしょう。なお、面接が行われる部屋内はもちろん、受付や控室での待機時にスマートフォンの操作は極力控えてください。


マナー6. 受付では誰が対応しても分かるように用件をハッキリと


受付では、受付担当の人に採用担当者に取り次いでもらうパターンや、受付の場所に置いてある電話で採用担当者に直接電話をかけるパターンなどが想定されますが、どちらの場合でも用件が何なのかハッキリ分かるように伝えましょう。約束の時間、来社理由、自分の名前、採用担当者の名前までを伝えられると良いです。以下に受付時の会話例を紹介します。


面接が行われる部屋に入るときのマナー2選


人の印象が決まるのは、出会って数秒だと言われています。入室時の様子は、第一印象を左右する大切なポイントです。そのため、入室時のマナーもしっかりと押さえておきましょう。


マナー7. 【先に部屋に案内された場合】下座の席の横に立って待機する


面接官よりも先に面接が行われる部屋に通されたら、特に場所の指示がない場合は下座に立って待機します。着席を促された場合は、椅子にかけても構いません。椅子に座る場合は、 カバンや手荷物を椅子の横に置き、履歴書や必要な書類は机の上に出しておきましょう。

なお、面接官が来たタイミングで起立をして「本日はよろしくお願いいたします」などと爽やかに挨拶をしてください。その後、着席の許可をもらったら椅子に座ります。


マナー8. 【先に面接官が部屋で待機している場合】ドアを3回ノックし元気に挨拶を


既に面接官が部屋で待機しているパターンも考えられます。その場合は、部屋のドアを3回ノックして、なかにいる人に入室を許可されたらドアを開け「失礼いたします」の一言を添えて入室しましょう。その際には面接官の目を見て自然な笑顔を忘れずに。また、ドアを閉めるときは両手を添えて閉めてください。

入室後は用意されている椅子の横に移動し「本日はよろしくお願いいたします」などと軽く挨拶し、着席の許可をもらってから椅子に座ります。



面接開始から終了までのマナー4選


ここからは、いよいよ面接開始から終了までにチェックされやすいマナーについて解説します。面接時の振る舞いは、面接官からの評価に直結するので、マイナスの印象を与えないようにしっかりと確認しておきましょう。


マナー9. 履歴書は、面接官がすぐ読めるように渡す


履歴書は、汚れたり折り目がついたりしないようにクリアファイルへ入れたうえで、さらに封筒に入れて持参します。面接時に渡すときは、封筒から書類を取り出し、クリアファイルに入れた状態のまま封筒の上に重ねて渡しましょう。面接官がそのまま読める向きで渡すという配慮も大切です。


マナー10. 名刺を渡されたら受け取り、自分の名刺は渡さない


面接が始まる前に面接官から名刺を渡されることもあります。名刺をもらった場合、自分の名刺を渡すのが通常のビジネスマナーではありますが、面接の場では、応募者側が名刺を渡す必要はありません。むしろ、前職(現職)の名刺を渡すのはマナー違反なので注意してください。

名刺を渡された場合は、改めて自分の名前を告げましょう。名刺の受け取り方は、一般的なビジネスマナーと変わりません。両手で受け取ったあとにお辞儀をして、名刺を軽く見てから机の左側に置いておきます。


マナー11. 面接官の目を見て受け答えをする


面接での質疑応答が始まったら、まず相手の目を見ながら話すことを意識しましょう。発言をするときに視線をそらすと、自信がない印象を相手に与えてしまいます。逆に、話すときに面接官の目線に視線をしっかり合わせると、自信がある印象を与えることができます。なお、面接官が複数いる場合は、話している面接官へ視線を向けるようにしてください。


マナー12. 面接官の話をさえぎらない


面接官の話を最後まで聞いてから質問に答えることも大切です。話の途中でしゃべり始めると落ち着きがない印象に映りますし、面接官の意図と違う回答をしてしまうと意思疎通が苦手な人だと思われてしまう恐れもあります。

面接官が話し終わったら、一呼吸置いて「はい、○○についてですが……」と面接官の質問を復唱すると、落ち着いて答えることができるのでおすすめです。



面接後に気を抜くのはNG!退室・退館時のマナー3選


面接が終了するとつい気を抜いてしまいがちですが、退室時にも気を配るようにしてください。退室時の気の緩みは、仕事をするうえでの詰めの甘さをイメージさせます。最後までマナーを意識しながら退室しましょう。


マナー13. 面接終了後はまずお礼を


面接が終わったら椅子に座ったまま「本日はお時間をいただきありがとうございました」などとお礼を述べてからお辞儀をします。そのあと椅子から立ち、椅子の横で面接官に向かって一礼をすると丁寧な印象となります。


マナー14. 退室時は挨拶と静かにドアを閉める配慮を忘れずに


面接官が部屋に残る場合であれば、自分ひとりが部屋から退出することになります。退室する前にドアの前で面接官のほうを向き「失礼いたします」と一言を添えてお辞儀をしましょう。その後ドアを開けて廊下へ出ます。ドアを閉める時は、音が出ないよう静かに閉めてください。


マナー15. 【見送ってもらう場合】面接官の後ろを歩き最後にお礼を添える


エレベーターや建物の入口まで面接官が見送ってくれることもあります。その場合は、面接官の1~2歩後ろを歩くようにしましょう。

エレベーターで見送ってくれる場合は、エレベーターに乗ったら、「開」ボタンを押しながらお礼を言って会釈し、その後「閉」ボタンを押して改めてお辞儀をします。ドアが閉まるまでは、頭を下げたままにしてください。もし、エレベーターに乗っている人がほかにもいる場合は、声のトーンを下げ、軽くお辞儀する程度で問題ありません。

建物の入口のところまで見送ってくれる場合は、入口でお礼を伝え、「失礼いたします」と一礼してから建物を出ましょう。コートなどを羽織る場合は建物の外に出てから着るようにしてください。



まとめ


面接において、社会人としての基本的なマナーが身に付いているかどうかも大切なポイントです。面接官は、これから一緒に働く仲間としてふさわしい人材かどうかを面接で判断します。能力だけでなく、人柄や立ち居振る舞いなども総合的に評価されると考えて臨むようにすると良いでしょう。

 

この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社ReBoot代表取締役


年齢:29

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

求職者の皆様への一言:

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