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【転職ノウハウ】第二新卒っていつまで?どんな特徴がある?

更新日:2022年11月14日



転職市場でよく耳にする「第二新卒(だいにしんそつ)」という言葉。


ですが「第二新卒ってどういう意味?」「なぜ歓迎されているの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?


今回はそんな疑問にお答えし、第二新卒の転職に関する耳よりな情報をお教えします!

 

もくじ

 

1.第二新卒の定義や、募集の背景


1-1.第二新卒は転職市場において需要が高い


結論から言うと、転職を考えている方にとって、第二新卒は良いタイミングだということ。


なぜなら今、第二新卒は転職市場において需要が高い存在だからです。


もしあなたが第二新卒であり、転職を考えているのなら、このタイミングを有効活用してみませんか?



1-2.第二新卒とは?


実は、第二新卒という言葉に法的なものなどハッキリとした定義はありません。一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いようですが、辞書などで調べてもその解釈はさまざま。


年齢で言えば、4年制大学卒業から考えると25~26歳ぐらいまでになりますが、第二新卒を募集する企業によっても定義が異なるため一概には言えません。マイナビ転職上では、学校を卒業後3年以内の人材を指しています。


しかし多くの解釈に共通するのは、「短期間でも社会に出た経験がある」という点。社会人経験のない、いわゆる「新卒」と、前職での経験を生かすことができる「社会人」との中間として扱われています。



1-3.半数以上の企業が第二新卒を積極採用 若手確保の重要性は2030年まで続く!?


ではなぜ、第二新卒が求められているのでしょうか。その要因は、新卒採用に関連しています。景気の回復と共に新卒採用は激化しており、より優秀な学生を採用しようとするあまり、予定人数を採りきれない企業も多くなっています。


更に「新卒の3割が3年以内に辞めてしまう」とも言われる時代。第二新卒にあたる層は、企業にとって常に人材不足の状態なのです。そんな情勢にあるからか、多くの企業が「第二新卒を含む新卒採用を中心とした若手人材の確保は重要」「今後、第二新卒者を積極的に採用したい」と考えています。


そのため、弊社が所有している全求人の中でも、ほぼ8割もの求人が「第二新卒歓迎」となっております。

大手企業から地域密着型の中小企業まで、全国的に業種や職種を問わず募集が相次いでいる状況です。



1-4.第二新卒に企業が求めているものとは?


では、企業は第二新卒の何に期待しているのでしょうか。


冒頭にも説明したように、第二新卒は新卒と社会人の中間的存在。そのため企業には「基本的なビジネスマナーは身に付けているので、新卒よりも育成が楽(手間や費用が少なくて済む)」「社会経験が少ない分、柔軟で適応力が高い」「社風になじみやすい」といったメリットがあると考えられています。


また、第二新卒の採用基準を調査すると、「熱意・ポテンシャル」、「入社意欲の高さ」など、人物面を重視する回答が上位を占めています。経験やスキル重視である転職市場も、第二新卒は採用基準のハードルが低いことも多いのです。


つまり、特別な経験やスキルがなくても、未経験の業種・職種へのキャリアチェンジや、新卒では入社が難しかった業界や企業にもチャレンジできる絶好のチャンス。第二新卒の間に転職を実現させるのは、非常に有利な場合も多いのかもしれません!



1-5.そんな第二新卒の転職での弱点は?


それは、新卒で入社した会社を短期間で辞めてしまうこと。企業は「新卒に次ぐ世代が欲しい」と考えている一方で、「またすぐ辞めてしまうのでは?」という不安も抱えています。


それらを払しょくさせるには、あなた自身がその弱点を克服しようとすることが大切。なぜ短期間で辞めることになったのか、自分の弱みや失敗した原因を追究し、どのように改善し、成長していきたいかという目的意識を持ちましょう。


もし、それらを採用担当者にしっかり伝えることができれば、とても魅力的な転職希望者となるはずです。


また、言葉遣いや振る舞いなど、社会人として当たり前のことは身に付いていると考えられています。第二新卒らしいフレッシュさや素直さは武器になりますが、最低限のマナーは守ることができているか、普段からチェックしておきましょう。



2.第二新卒の転職活動、その実態は?


2-1.転職理由は? 20代の30%超は「仕事内容に不満」


ここまで、転職市場において第二新卒の需要が高まっている背景について説明してきました。


では、第二新卒の転職活動の実態はどうなでしょうか?


理由は多岐に渡っていますが、第二新卒が仕事を辞めたいと感じる理由は、大きく分けて3つあると言われています。


理由①:仕事内容

理由②:人間関係

理由③:労働条件


いずれの退職理由にしても、社会に出て働くこと自体が初めてであるため、イメージと現実とのギャップが生まれやすく、退職につながる傾向があると言われています。また、「希望していた部署へ配属されなかった」などの要因もあるでしょう。



2-2.8割が応募から内定まで「2カ月未満」


次に、転職を考え始めてから、現在の勤務先に応募するまでの期間についてですが、20代男性の57.5%、20代女性の43.8%が「2カ月未満」。また、現在の勤務先に応募してから内定通知を受けるまでの期間は、男女共に80%以上が「2カ月未満」という結果に。一番高い割合は、20代男性で「2週間~1カ月未満(24.5%)」、20代女性で「1週間未満(28.8%)」でした。


就職活動は、インターンシップや会社説明会なども多く、半年以上の期間を掛けてじっくり行うことも可能ですが、転職活動は短期間で進むのが一般的。


一度に大勢の学生を選考する必要がある新卒採用に比べ選考フローが少なく、また欠員補充が背景にある場合など「早く人材を確保したい」と考える企業も多く、選考期間が短くなるからです。


もちろん、転職活動に掛ける期間に決まりや正解はないので、「在職中で、いい会社があれば転職したい」という場合はじっくり転職活動を行っても構いません。



2-3.「転職は簡単にできる」が約40%。転職を前向きに捉える傾向に


20代の転職経験者に「転職は簡単にできるか」聞いたところ、「そう思う」と回答した人が約40%。男女別に見ると、男性では「そう思う」が44.7%に対し「そう思わない」が25.5%だったものの、女性では「そう思う」が39.7%に対し、「そう思わない」が41.1%と、わずかですが「簡単にできない」と答えた人のほうが多いという結果に。


しかし、「転職は前向きな行動であるか」を聞いたところ、男女共に70%以上が「そう思う」と回答しています。


転職する、しないの判断には慎重になるべきですが、転職活動をすると決めたら具体的な計画を立てて前向きな気持ちで取り組みましょう!



2-4.第二新卒は「アピールすることがない」は大間違い!


履歴書や職務経歴書をはじめとする応募書類に「書くことがない」「何を書けば良いか分からない」と考え、転職活動が進まなくなってしまう人もいるでしょう。


しかし、心配する必要はありません。前章までで説明してきましたが、企業が第二新卒に求めるのは、ビジネスマナーを心得ていて、仕事に対する熱意や意欲があることです。加えて、企業が求めている人物像にマッチする点は積極的にアピールしましょう。そのためには求人情報をしっかり読み込むことが大切です。


具体的な書き方が分からない場合は、例文を参考にあなたならではのエピソードを交えたり、置き換えてみることから始めてみると良いでしょう。



2-5.第二新卒が面接で伝えるべき「退職理由」とは?


第二新卒に限ったことではありませんが、本音の退職理由は、労働条件や仕事内容への不満など、“ネガティブな理由”であることが多いものです。


しかし面接では、「××が嫌だから転職したい」ではなく「〇〇がしたいから転職したい」と、前向きに働く自分を語る必要があります。


「前向きな退職理由が思い浮かばない」という人は、退職理由の原因となった“不満”を解消するために「どんな仕事や働き方をしたいのか」を探っていけば「本当にやりたいこと」や「仕事への価値観」も、おのずと見えてくるのではないでしょうか。



まとめ.まずは転職で実現したいことを考えてから行動を


転職活動の実態についても説明してきましたが、まずは何から始めたらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?


そんな時には、あなたが転職することで「変えたいこと」や「手に入れたいこと」を考えることからスタートを。それが業種・職種・待遇・職場環境・福利厚生…… などにつながり、「どんな企業に応募したいか」という希望条件が見えてくるはずです。


それから自分の希望条件で求人を検索し、イメージと合っているか確認してみてはいかがでしょうか。それらを繰り返すうちに、転職するうえで大切にしたいことが見えてきたり、希望にかなう求人と出合えるかもしれません。


また、この機会に自分の適性や適職についてじっくり考え、履歴書や自己PRを書いてみるのもオススメ。将来やりたいことだけでなく、今のスキルを明確にすることで、あなたが持つ強みや弱みが分かり、キャリアを描きやすくなるはずです。


第二新卒の転職は、一度社会に出ている分、新卒の時よりもミスマッチを起こしにくく、長く勤められる企業と出合える可能性も高いのではないでしょうか。だからこそ焦りは禁物。「何となく転職したい」という思いのまま転職活動を始めるのではなく、自分の転職先選びの基準を明確にしたうえで進めて、チャンスをつかみ取ってくださいね!


 

この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社Reboot代表取締役


年齢:28

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

求職者の皆様への一言:

面談から求人のご案内、資料の作成、入社後のフォローまで手厚くサポート致します!










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