【面接対策】逆質問はアピールのチャンス!でも、何を質問すべき? 前編

更新日:11月14日





前回の記事では、面接でよく聞かれる質問と回答のポイントをお伝えしましたが、今回はその中の「逆質問」について、前後編の2回に分けて解説していきます!


面接の最後に必ずと言っていいほど聞かれるのが、「何か質問はありますか?」という「逆質問」です。とっさに思いつかず何も質問できなかったり、慌てて的外れな質問をしてしまったりと、失敗談も多いようです。


そもそもなぜ面接官は逆質問をするのか、どんな逆質問なら好印象なのかなど、逆質問に関する「なぜ?」を徹底解説します。

 

もくじ

1.「弊社について何か質問はありますか?」はアピールのチャンス!

2.採用担当者が逆質問をする理由

3.逆質問6つの失敗パターン

まとめ

 

1.「弊社について何か質問はありますか?」はアピールのチャンス!


面接官が逆質問をするのは、基本的に面接の最後です。だからといって、「逆質問はおまけみたいなものだろう」と軽く考えるのは大間違い。実は面接を受ける側にとって、逆質問はまたとないチャンスなのです。



○逆質問のメリット1: 「質疑応答で話せなかったことをアピールできる」


面接で話そうと準備してきたものの、質問されずに終わってしまったことがあれば、逆質問の形でそれを伝えることが可能です。


また、質疑応答の中でうまく伝えられなかったと感じることがあれば、その話題をもう一度持ち出して、逆質問で面接官に強く印象づけることもできます。


実際に、質疑応答の段階では合否の判断を迷っていた面接官が、最後に鋭い逆質問をされたことで相手への評価が上がり、合格につながるケースは珍しくありません。


それまでのやりとりで「面接官の反応がどうもいまいちだな」と感じた時こそ、逆質問があなたを救う逆転のチャンスになるのです。



○逆質問のメリット2:「志望度の高さを示せる」


面接官が逆質問を聞けば、相手がどれだけ自分の会社に関心を持っているかすぐわかります。


これは裏を返せば、応募者が「私はあなたの会社について、これだけ興味を持って調べてきました」と示すチャンスでもあるということ。


もちろん質疑応答でも志望動機や入社への意欲を問われますが、逆質問でさらに強調できれば、他の応募者と大きく差をつけられます。



○逆質問のメリット3: 「懸念を払拭できる」


面接を受ける人には、「転職によって叶えたいこと」が必ずあるはずです。


「もっと若手に仕事を任せてくれる職場で働きたい」「残業時間を減らしたい」などその内容は人それぞれですが、面接を受けている会社に入ればそれを本当に叶えられるのか、不安に感じている転職者は少なくないでしょう。


その懸念を払拭する最大のチャンスが、逆質問です。面接者が自由に発言できるこの機会を利用すれば、自分が不安に思っていることを質問し、事実を確認することができます。


入社後のミスマッチを防ぐためにも、逆質問を有効に活用しましょう。



2.採用担当者が逆質問をする理由


一方、面接官は何を目的に逆質問をするのでしょうか。その理由は、おもに3つあります。


○理由1: 自分たちの会社への関心度を知るため


面接官にとって、「応募者が自分たちの会社にどれだけ興味を持っているか」を知ることは、逆質問の重要な目的です。


当然ながら「自社への関心度が高い=志望度が高い」と判断されるので、「何か質問はありますか?」と聞かれて、「特にありません」と答えるのはもってのほか。


これは「あなたの会社には興味がありません」と言っているようなものですから、「本当にうちに入る気があるのか?」と相手に疑われても仕方ありません。


○理由2: 応募者がどれだけ準備してきたかを確認するため


逆質問を受ければ、面接官は「この応募者はどれだけ自社のことを調べてきたか」を判断できます。


準備をきちんとしてきた人ほど「入社への意欲や志望度が高い」と判断されるので、企業研究や業界研究をした上で逆質問を準備しておくことが不可欠です。


また逆質問によって、「調べた情報をもとに適切な質問を組み立て、必要な回答を相手から引き出す」いうコミュニケーション力アウトプットのスキルが身に付いているかどうかも判断できます。


これはどんな仕事や職場でも求められる必須のスキルですから、面接の最後で「この人はビジネスパーソンとして基礎的な能力に欠けている」と評価を落とさないためにも、やはり事前にきちんと逆質問の準備をして臨むことが必要です。


○理由3: 相互理解のため


応募者が転職によって叶えたいこと」と「自分の会社が叶えられること」との間にギャップがないかを確認するのは、面接官にとっても大事なこと。せっかく合格させても、入社後に「思っていたのとは違う」という理由ですぐに辞められてしまったら、会社に損失を与えることになるからです。


また逆質問によって、「調べた情報をもとに適切な質問を組み立て、必要な回答を相手から引き出す」いうコミュニケーション力やアウトプットのスキルが身に付いているかどうかも判断できます。


これはどんな仕事や職場でも求められる必須のスキルですから、面接の最後で「この人はビジネスパーソンとして基礎的な能力に欠けている」と評価を落とさないためにも、やはり事前にきちんと逆質問の準備をして臨むことが必要です。



3.逆質問6つの失敗パターン


先ほども説明した通り、逆質問の最大の失敗パターンは、「特にありません」と答えること。


その会社への関心ややる気が感じられないというのはもちろん、「そもそも質問を見つけるだけのコミュニケーションスキルがない」と判断され、面接官の印象は最悪になります。


かといって、逆質問で何を聞いてもいいわけではありません。よくある逆質問の失敗パターンを見てみましょう。


○パターン1: 応募先の事業内容や職務内容を勘違いしている


◆ 法人営業の募集なのに、個人営業の仕事について質問する

◆ 社内SEの募集なのに、対社外のプロジェクトについて質問する


このように、自分が応募した事業部や職種の内容を勘違いした逆質問をすると、面接官に「ろくに応募要項さえ確認していない」と判断されてしまいます。


希望して応募している以上、応募要件とかけ離れた質問はマナー違反ですので、最低限求人票の内容は確認してから面接にのぞむようにしましょう。



○パターン2: ホームページを見ればすぐにわかることを質問する


◆ 「御社の企業理念を教えてください」

◆ 「営業拠点はどのエリアに多いですか」


上記のように、ホームページを見れば簡単にわかることを質問されると、面接官は「本当にそれ以外に知りたいことはないのか?」と、自社への関心度に疑問を抱きます。


また、ホームページを見るという簡単な事前準備さえせずに来る応募者は、「何でも人に教えてもらえばいい」という受け身のスタンスだと受け止められ、「入社しても自発的・積極的に仕事に取り組む力がない」と判断されてしまいます。


「御社の企業理念をホームページで拝見しましたが、実際に働いていてそれを感じるのはどんな場面ですか」など、事前に調べた内容を踏まえた上で、さらにそれを掘り下げる逆質問ならOKですが、ホームページの内容そのものが答えになるような逆質問は避けましょう。



○パターン3:いきなり福利厚生を質問する


◆ 「有給取得率はどれくらいですか」

◆ 「住宅手当はありますか」


逆質問でいきなり福利厚生を聞くのは避けるべきです。なぜなら、面接官に「福利厚生だけが目当てで転職しようとしているのだろうか」と思われてしまうリスクがあるからです。


特に、転職理由を聞かれて「御社に入って成長したい」「より組織への貢献度が高い仕事がしたい」と意欲を見せていた人が、逆質問でいきなり「有給休暇はいつからとれますか」と聞いたら、面接官に「さっきまで話していた転職理由はウソだったのだろうか」と疑念を抱かれます。


ただし、福利厚生や待遇について聞くのがいけないわけではありません


例えば、質疑応答の中で「働き方を変えたい」という転職の動機をきちんと説明した人が、いくつか別の逆質問をした最後に、「ちなみに御社の残業時間はどれくらいですか」「育休や産休の実績はありますか」と聞くのであれば、自然な流れと捉える面接官がほとんどです。


転職理由との間にギャップがないようにすることも、逆質問の大事なポイントと心得てください。



○パターン4: 質問がざっくりしすぎている


◆ 「御社の社風を教えてください」

◆ 「職場の雰囲気はどうですか」


抽象的な逆質問は、質問の意図がわかりにくく、面接官を困惑させます。


「社風」といっても、組織の上下関係を知りたいのか、仕事の進め方を知りたいのか、社員たちの人柄を知りたいのか、様々な理由が考えられるので、答えるほうも戸惑ってしまいます。


また、社風を聞かれても、面接官は個人の主観で答えるしかありません。


たとえ面接官が「自由な社風です」と答えても、その応募者が入社した時に同じように感じるとは限らないので、お互いのミスマッチを防ぐことにもつながりません。


ネットの記事や面接マニュアルで逆質問例としてよく紹介される「1日のスケジュールを教えてください」も、実はこの失敗パターンに該当します。


業務内容を知りたいのか、残業時間の多さを知りたいのか、裁量の大きさが知りたいのか、この質問だけでは狙いがわかりませんし、同じ職種や部署でも仕事のやり方によってスケジュールは人それぞれ異なるので、面接官が答えにくいからです。


相手を困惑させるような逆質問が続くと、面接官をうんざりさせてしまうので注意が必要です。



○パターン5: 面接官の立場を考えずに質問する


◆ 人事担当者に「現場の詳細な業務内容を教えてください」

◆ 現場マネージャーに「人事制度をもっと詳しく教えてください」


面接官の立場によって、逆質問を変えることも必要です。人事担当者なのか、現場のマネジャーなのか、経営層なのかで、相手が答えられる内容も異なるからです。


逆質問はコミュニケーション力を見られる場でもあるので、自分が知りたいことを一方的に聞くのではなく、相手が答えやすい質問を使い分けることも面接官の印象を良くするコツだと覚えておきましょう。



○パターン6: 質問の数が多すぎる


実際の面接の場でする逆質問は2つか3つを目安としましょう。


それより少ないと準備不足の印象を面接官に与えますが、予定の面接時間をオーバーしてまでいくつも逆質問をすると、「場の空気が読めない」「周囲に配慮ができない」といったマイナスの印象を与えてしまいます。



まとめ


面接で聞かれる「逆質問」、いかがでしたでしょうか?

何気ないように見えて、意外と深い質問であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

自己PRや志望動機ももちろん重要ですが、この逆質問についてもしっかり準備をしておきましょう。


次回の記事では、今回の続編として逆質問のおススメ例をご紹介していきますので、ぜひご確認して参考にしてくださいね。

 

この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社Reboot代表取締役


年齢:28

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

求職者の皆様への一言:

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