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【面接対策】質疑で注意すべきNG例とその対策

転職活動で、合否を左右するポイントの一つとなる「面接」。本番でうまく答えられず、あたふたしてしまった……という経験がある人も多いのではないでしょうか。そこで、今期会は面接で起こりがちな失敗例5選と、その失敗を未然に防ぐためにしておくべき対策をまとめました。

ぜひ参考にして、本番の面接に活かしていきましょう!



 

もくじ



○面接対策の「本質」をおさえよう


実際のNG例に入る前に、面接対策において最も大事な点をおさえておきましょう。


転職活動の面接対策というとどうしても「想定質問集」や「NG回答例」などテクニックに頼りたくなってしまうもの。しかし、多くの面接を行ってきた担当官には、付け焼刃の回答はすぐに見抜かれることが多いです。採用につながるポイントはむしろシンプルに堂々としていることと言えるでしょう。


また、「面接対策は職務経歴書を書く時点から始まっている」とも言えます。

記載することのすべてが自己PRになると思って、明確にした強みや事例を職務経歴書の中に散りばめることで、ただ職歴をなぞっただけの書類ではなく、面接でのアピールにつながる材料となるのです。


今回取り上げる失敗例も、上記の前提を押さえていれば起こさずに済むものばかり。自分でこんな悲劇を起こす前に、本当にやるべき事前準備をしっかりチェックしてくださいね。


NG例1 . 緊張で上手く話せなかった


失敗談1.―面接の場に慣れていなかったために、当日気負いすぎてしまい、話す内容を準備していた自己紹介や志望動機のセリフが飛んでしまいました。こんなに緊張してしまうなんて、自分でも想定外でした。

対策:想定回答を何度も口に出し、自然に話せるようにしよう

緊張してしまうのは、うまくしゃべろうとするから。面接官は流ちょうなトークを求めていないので、“うまく”は取っ払いましょう。言葉のうまさではなく、実直に思いを伝える姿勢を見られています。また、模範解答を丸暗記して、一字一句間違えずに話そうとすると言葉は不自然になり、面接官の心にも響きません。

面接のポイントは、自分の言葉で自分の強みを伝えることです。そのためには、想定質問への回答を何度もしゃべって練習することが大事。自分の強みや具体的な事例をキーワードにしながら話を組み立てる練習を行うと、自分の言葉として伝えられるようになります。事前に話し慣れておくことで、本番でも知人に話すように自然と言葉が出てくるでしょう。

回答をしゃべって練習する時は、面接官と自分の1人2役で声に出してやるのがおすすめ。質問を受けてから答えるまでの、ちょうどいい“間”を体感することができます。質問されたら、「はい」と返事してから話し始めることで、リズムをつかみやすくなりますよ。


NG例2. 志望動機の説明がしどろもどろに


失敗談2.―受ける企業に合わせた志望動機を考えていったつもりが、「なぜ当社を選んだのですか?」「同じ仕事は他社でもできるのでは?」と質問を重ねられると、答えに詰まってしまい、自分でもよく分からなくなってしまいました。

対策:志望動機は受ける企業の“良さ”を語ること!魅力に感じている部分を整理しよう

志望動機は「なぜその企業に入りたいと思ったか」を伝えるもの。そのポイントが明確になっていないと、回答に一貫性がなくなってしまいます。業務内容や職場環境で好感を抱いている部分が他社にはないものだと、面接官に思いが伝わりやすくなります。その会社ならではのものでなければ、「他社でもいいんじゃない?」と思われてしまっても仕方ありません。

一社ごとに研究を行う際には、受ける企業の製品・サービスと自分の考え方との接点を考えてみましょう。「顧客を第一に考えたサービス内容に共感する」「従業員の意見が採用されやすい風土に魅かれる」など、魅力を感じている部分に気づきやすくなります。企業の良さが見えていれば、どんな質問を投げられてもブレずに答えられるはずです。

「御社の業務内容なら、私の培ってきたスキルを生かせるからです」と自分の話に終始するのはNG。自分のいいところではなく、自分のフィルターを通して見えた企業の良さを、話す場面だと考えましょう。


NG例3. 転職理由が正しく伝わらなかった


失敗談3.―ネガティブな退職理由はポジティブな転職理由に変換して伝えるのがセオリーだと聞いていたので、それっぽい質問には全て「御社の事業に魅かれたから」と回答。でも、何度も聞き返されてしまい、納得してもらえなかったみたいです。


対策:退職理由・転職理由・志望動機、それぞれを明確に!

退職理由はネガティブなものが多く、端的に話しづらいため、ポジティブな志望動機と混同させがちです。また、転職理由と志望動機が、こんがらがってしまう人も多いです。ただし、そのままでは質問と回答がちぐはぐで、面接官に「理解力がない人だ」と思われてしまいます。


面接を受ける前に、退職理由・転職理由・志望動機、それぞれを明確にしましょう。例えば「スキルが活かせる職場にいきたい」ということを退職理由・転職理由・志望動機に分解すると、退職理由は「持っているスキルと配属先がマッチしていなかったから」、転職理由は「自分のスキルをより生かせる職場で働きたいから」、志望動機は「個々のスキルを最大限生かそうとしている職場環境に感銘を受けたから」というように、異なる要素だということに気付くはず。


部分的に重なる場合もありますが、3つがまったく同じということはありえません。特に、一度退職し、時間を置いてから転職活動を開始した人は、退職理由と転職理由が異なるはずです。


退職したから転職するのか、転職を考えたから退職を決めたのか、時系列を意識して振り返ることも重要。話に一貫性を持たせるための要素となります。


NG例4. 自社製品の説明がうまくできなかった


失敗談4.―面接官に「当社の製品やサービスについて知っていましたか?」と聞かれたのですが、まったく触れたことがなかったため、「知りませんでした」と正直に答えるしかなく、面接官も困惑した感じでした。


対策:製品情報のインプットは最低限のマナー!

受ける企業の製品やサービス内容を知らない状態で、面接に挑むのは論外。「知りませんでした」と答えたら、不採用はほぼ確実です。応募する企業の情報を事前に調べることは“礼儀”と考え、負担がかからない範囲で購入できる金額のものは、実際に使用してみるとよいでしょう。誠意がない人に対して、一緒に仕事したいと感じる人はいません。


製品やサービスを利用した上で、自分なりの意見を持てるとベスト。営業目線で競合他社の製品と比較してもいいですし、エンジニアとして改善案を考えてみるのもいいでしょう。もちろん、いちユーザーとしてどこに魅力を感じたかでも問題ありません。本当に入りたい企業であれば、自然と売り物に対する意見が出てくるはずです。


ちなみに、答えられなかったにも関わらず採用されたら、その企業は深刻な人手不足の可能性が高いです。ブラック企業の恐れもあるので要注意。


NG例5. 自己アピールする機会が取れなかった


失敗談5.―自分なりのアピールをしっかり準備していたのですが、面接官に「自己アピールをお願いします」と聞かれなかったため、消化不良のまま面接を終えてしまいました。


対策:強みにつながる事例を話し慣れておこう!

面接は最初から最後まですべてが、自己PRの場だと認識しましょう。よくある「一問一答」形式で面接対策していると、陥りやすい失敗です。質問のされ方は一通りではありません。たとえ「あなたの強みを教えてください」と聞かれなかったとしても、別の質問に対する回答で十分にアピールできるよう、準備しておくことが大事です。


その第一歩が、自分の強みを3~5つ程度に絞り込んでおくこと。そして、強みに関連する実績を用意しておくことです。あらかじめ強みや実績をキーワードとして頭にインプットしていれば、面接の場でも言葉にしやすくなるでしょう。


また、面接を受ける前に、強みにつながる実績や経験などの事例を、何度も口に出して反復することも有効です。話し慣れておくと、面接本番でどんな質問が来ても、アピールにつながる事例を交えて話せるようになります。


ちなみに、口に出すことでまとまった具体的な事例や実績は、職務経歴書にも記載しておきましょう。面接官が目を通した時点で、自分のアピールにつなげることができます。


○まとめ


いかがでしょうか?

うまくできなかった面接のご経験がある方でしたら、思い当たる反省点もあったのではないでしょうか。

冒頭でお話した通り、一番大事なのは自分の言葉で堂々と説明するの一点につきますが、これを本番でしっかりこなすためにも、事前の準備や練習は重要になってきます。

もしできれば、自分以外の相手と本番を想定した練習ができると、自信をもって本番にのぞみやすくなります。特に、転職支援経験の豊富なアドバイザーに相手をしてもらえば最も効率的に対策に取り組めることでしょう。

弊社にも転職支援を成功させてきた優秀なキャリアアドバイザーが多数在籍しておりますので、転職を絶対成功させたい方は、ぜひお気軽にご相談ください!

 

この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社Reboot代表取締役


年齢:28

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

求職者の皆様への一言:

面談から求人のご案内、資料の作成、入社後のフォローまで手厚くサポート致します!









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