【面接対策】時事問題についてはどのように対策すべき? 後編

3回に分かってお伝えしてきた「時事問題対策」編も、いよいよ今回で修了となります!前々回の記事では日頃から準備すべき対策を、前回の記事では自分の考えの上手な伝え方について解説しました。

今回は、昨今の社会問題に対する具体的な解答例を学習し、自分の意見を上手に述べるための参考にしていきましょう!


※過去の関連記事:

【面接対策】時事問題についてはどのように対策すべき? 前編

【面接対策】時事問題についてはどのように対策すべき? 中編



 

もくじ

時事問題に対する面接での回答例文

1.よい回答の例

1-1.新型コロナウイルス感染症による働き方の変化について

1-2.温暖化や環境問題について

2.悪い回答の例

2-1.意見が極端に偏っている

2-2.意見が感情的・主観的になっている

まとめ


時事問題に対する面接での回答例文


時事問題に対する回答のポイントとしては「ニュースの内容を完結にまとめる」「理由と考えをしっかりと伝える」「社会や業界に与える影響についても盛り込む」ということが挙げられます。


もちろん、実際にはあなた自身の個性や業界、企業の特徴なども踏まえて回答する必要があります。以下を参考に、日々ニュースをチェックする中で回答を考えてみてください。


それでは、上記のポイントを踏まえた上で、よい例・悪い例の順で回答例を確認していきましょう。


1.よい回答の例


1-1.新型コロナウイルス感染症による働き方の変化について

回答例①

私は新型コロナウイルス感染症による人々の暮らしの変化のなかでも、人々の働き方の変化に注視しています。私自身、大学の講義がオンラインに切り替わったり、父がテレワークをしたりするなど、コロナによって大きく生活が変わったと感じました。


コロナ禍が始まった2020年には、テレワーカーの割合が過去5年間で最高値を記録したというニュースを見ました。アフターコロナの世界でどの程度が通常業務に戻るかはわかりませんが、「働き方改革」の促進を考えても、今後テレワークという働き方が定着するのではないかと思っています。


一方テレワークによって、働く人のメンタル面のケア不足などが問題となっているようです。今後働き方改革を促進していくうえで、今一度考えなくてはいけない問題かと思います。


しかし私は、コワーキングスペースやリゾート地でのワ―ケーションなどの働く環境が生まれていることは、ビジネスチャンスにもなり得ると感じています。それぞれの人に合った環境によって、仕事がより楽しくクリエイティブになれば、世の中はもっと明るくなるのではないかと思いました。私も不動産業界において新たなテレワークに適した物件などの普及に携わりたいと考えています。


○ポイント

ニュースのキーワードを盛り込み、きちんと情報を追っていることを示せています。

まとめとしてコロナ禍においてもポジティブさが感じられる回答が好感を持てます。


回答例②

ー私はコロナ禍で影響を受けたインバウンド需要が回復できるかどうかについて気になっています。新型コロナウイルス感染症の影響で旅行業界は大きなダメージを受けたとも聞いています。


一方で、「コロナ収束後の観光旅行したい国」で日本は1位にランクされたという記事も読みました。私はもともと海外旅行が大好きなこともあり、その記事を読んだとき、世界が日本に対して興味を向けていることに感銘を受けました。日本を訪れたいと思う外国の方は依然多く、そのニーズをしっかりと取り込むことが、コロナ後の経済回復にとって重要な課題だと思います。


また、オンラインの海外旅行が人気を博しているというニュースは、私にとっては目から鱗でした。新しい国や土地を旅したいという気持ちは、これからもなくなることはないはずです。御社に入社後は今後の状況を見極めながら、日本への旅行を望む層に向けたアピールや、新たなサービスの提供を企画していけたらと考えています。


○ポイント

記事を読んだときの感覚を織り交ぜながら、将来的な展望を語ることで、社会性と業界に対する志をアピールできています。


1-2.温暖化や環境問題について


環境問題は誰にとっても大きなかかわりのある問題であり、どんな業界も無関係ではいられないため、就活の面接時に出されやすいテーマのひとつです。ただし一口に環境問題といっても、地球温暖化、海洋汚染、ゴミ処理問題、大気汚染、森林破壊など、どのテーマから出てくるかは予想がつきにくいところです。


テーマが大きい分、自身の身近なエピソードを交えることで、考えに説得力や深みをもたせることができます。同時に、あなた自身が環境を大切にしている人だということも伝えられるでしょう。


環境問題のそれぞれの問題について、なんとなくわかったつもりになっていることも多いものです。この機会にしっかりと全体像を把握するとともに、環境省や住んでいる地域の自治体のサイトなどで、環境問題にかかわる身近な最新の話題についてチェックしておくこともおすすめします。


回答例①

ー地球温暖化が世界的な緊急の課題となっています。先日も政府がCO2の排出量を大幅に減らす目標を環境省や経済産業省の審議会に求めたというニュースを見ました。


私の家でも環境問題がよく話題にのぼります。そこで、家では断熱シートなどを利用してエアコンやストーブの温度設定を調節したり、水を流しっぱなしにしたりしないように注意しています。冷蔵庫の扉を開けっぱなしにしない、できるだけマイカーよりも公共交通を利用するなども、家族みんなで取り組むことで楽しさにつながり、今ではすっかり慣れて当たり前のことになりました。


そして、日常的にCO2の排出量を気にするようになったことで、街にいても「ここってこんなにエアコンを効かせる必要があるかな」「ここの照明はセンサー式にしたほうが、人がいないときに電気をつけっぱなしにしなくていいんじゃないかな」など、小さなことが気になるようになりました。


社会で働くようになってからも、小さいことから環境問題に取り組めるような社会人になりたいと思います。


○ポイント

時事的な話題から、これからはどの業界にも必要になる、環境問題に対して敏感な感性をもつ人材であることをアピールしています。大きなテーマを話すより、身近に取り組んでいることを話すと説得力がありますね。


回答例②

ー環境問題に対処するため、国や自治体、企業単位でさまざまな対策がおこなわれているというニュースをよく目にします。そして私たちも日々の生活の中で、環境問題について取り組むべきだと考えています。


特にゴミの量については、年々減少傾向にはあるものの、20年後にはゴミ埋立地がいっぱいになるという試算もあるとのことです。本当に私たち一人ひとりが意識をもつことが大切だと考えさせられます。


一方で同じ環境問題でも、タバコのポイ捨てについては以前から罰則の話題も含めた啓もうがおこなわれ、ずいぶん減っているようです。私の住む地域ではポイ捨てゴミを拾うボランティアがあり、私も友人と参加しています。


人々の意識と行動を変えるには、継続的な働きかけが不可欠です。ゴミの問題についてはこれからも教育の現場や地域、メディアで根気よく伝え続けることが大切だと思っています。


○ポイント

地域のボランティア活動に参加しているという行動力をアピールするとともに、「継続的な働きかけが必要である」という自分なりの意見も伝えています。


2.悪い回答の例


時事問題でのNG回答の代表例が「著しく偏った意見を述べる」ことや、「批判意見を感情的に述べる」です。あまりにも意見が一方向に偏っていると、一元的にしか物事を見られない人という印象を与え、また、感情的な批判的意見は客観的に出来事を捉えられない印象を与えます。


また、政治や宗教などに関する話題や、人が共感を得にくいような個人的な趣味やマニアックな話題も避けるべきです。


ここで具体的なNG回答例を紹介しますので、こうした回答に陥らないよう十分に注意しましょう。


2-1.意見が極端に偏っている

問い:男女共同参画社会についてどう思うか


悪い回答例:

ー1986年に男女雇用機会均等法が施行され、あらゆる職場において男女の雇用均等が進められましたが、まだ十分とはいえません。国会議員においても、女性議員の数は3割に満たないと知りました。また、企業においても女性管理職の割合が5割を切っているところが多くあります。御社についても、男性管理職が多いと聞いています。


また、いまだにセクシャルハラスメントやマタニティーハラスメントもあり、女性が働きにくい環境だといえます。それは歴史的に男尊女卑という考えが日本にはあったうえ、男性は視野がとても狭いことからきていると考えられます。


多くの人が働きやすい環境を作るために、少なくとも速やかに各社とも女性管理職の割合を5割以上に引き上げるべきだと思います。


○ポイント

「男性は視野がとても狭い」という表現は、男性差別といえる極端な意見です。また、企業がどんな努力をしているかも知らないまま「速やかに女性管理職の割合を5割以上に引き上げるべき」と批判しており、本当に入社を希望しているのか疑問に感じられてしまいます。


2-2.意見が感情的・主観的になっている


問い:選挙の投票率が低い問題についてどう思うか


悪い回答例:

先日、私の住んでいる〇〇市では市議選がおこなわれ、その際に投票率が非常に低く、さらには20歳代の投票率が低かったことに対して大きな憤りを感じました。


〇〇市では市議の多くはA党であるため、反対派の意見は通らず、ほぼA党の独裁となっています。私はB党を支持していますが、若者の多くはB党支持派なはずです。しかし、その若者が投票をしないようでは、いつまでも市政は変わりません。


国政においても私はB党を支持していますが、やはりそこではB党は少数であり、同じ状況となっています。


現在、政治は高齢者のことばかりを見ていますが、それは間違った政策です。未来を作るのは若者であり、高齢者へのサービスに対して多くの予算を割くのはやめるべきです。今後、若者がどんどん投票をおこなうことで、日本はより良い国になると思います。


○ポイント

政治についてどんな思想をもつかは個人の自由です。しかし、それだけが正しいと考え、人にも強要するのはNGです。同じトピックスを使うのであれば、投票するべき理由をより公平な視点から伝えられるようにしましょう。


まとめ


面接で時事問題について聞かれるとき、面接官は応募者の人柄や好奇心最新情報をキャッチする力コミュニケーション能力などを見ようとしています。各対策ももちろん重要ですが、大前提として常に時事問題を他人事ではなく自分事として考える習慣をつけるということも忘れてはいけません。


ぜひこの記事を参考に、日頃から当事者意識を持ってニュースに触れる練習をしてみてくださいね。


また、面接においては本番前の事前練習が非常に重要です。できれば、誰かに面接官役を担当してもらい、その人相手に自分の考えをスムーズに伝えられるよう練習しておくと、自信をもって面接に臨めますよ。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社Reboot代表取締役


年齢:28

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

求職者の皆様への一言:

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