【転職ノウハウ】働く女性が理想のキャリアプランを実現する方法!

更新日:11月27日



多種多様な働き方が推進されている現代、女性のライフスタイルの幅も広がってきています。女性の社会進出が進み、活躍事例を多く耳にするようになりましたが、出産や育児といったライフイベントも意識するとキャリアプランの立案が非常に重要です。

この記事では、働く女性が理想のキャリアプランを実現するためにはどうすれば良いか、将来の不安や理想とどう向き合うべきかをまとめました。

 

もくじ

出産・育児が女性のキャリアアップを妨げている?

―管理職に占める女性の割合はまだまだ低い現状

―女性の活躍を後押しする流れも

自分らしいキャリアプランを考える重要性

出産・育児と並行して理想のキャリアを形成する方法

―産休・育休期間で今までに培った経験やスキルを強化する

―マネジメントスキルを身につける

―育児休暇・時短勤務など会社の制度を利用する

―家事・育児を短縮できる方法を考えてみる

―働きやすい雇用形態に切り替えてみる

将来のキャリアに悩みがあるときに試したいこと3選

―女性のキャリアを考えるイベント・セミナーに参加する

―キャリアカウンセリングを受けてみる

―ロールモデルを探してみる

まとめ

 

出産・育児が女性のキャリアアップを妨げている?


女性がキャリアを考えるとき、悩みの原因となるのが出産や育児に関することでしょう。出産や育児のために離職したり、やりたい仕事を諦めたりする女性が多いのも事実です。内閣府男女共同参画局が公表している「『第1子出産前後の女性の継続就業率』及び出産・育児と女性の就業状況について」(平成30年11月)によると、第1子出産を機に離職する女性の割合は46.9%。子どもを持つ女性のうち、約半数が出産を機に退職していることが分かります。


―管理職に占める女性の割合はまだまだ低い現状


内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和2年版」によると、常用労働者100人以上を雇用する企業の労働者のうち役職者に占める女性の割合は、令和元年時点で係長級18.9%、課長級11.4%、部長級6.9%となっています。このデータからも分かるように、管理職における女性の割合はまだまだ低いというのが現状です。

また、諸外国と比べると、管理的職業従事者に占める女性の割合は14.8%と極めて低い水準であることが分かりました。働く女性が管理職に就くことの難しさを物語っています。キャリアアップの障害となる理由はさまざまですが、出産や育児を機に目指していたキャリアを諦めざるを得ない女性は未だに多いと言えるでしょう。


―女性の活躍を後押しする流れも


現状女性ならではのライフイベントによって離職という決断をする女性が多いのは事実です。しかし、今後は働く女性が出産・育児などと両立しながらキャリアアップも望める環境が少しずつ整えられていく可能性があります。

例えば、平成27年に働く女性を後押しする法律として「女性活躍推進法」が成立しました。これにより国や自治体、そして企業の事業主が女性の活躍状況の把握や課題の抽出、今後の目標・具体的な行動計画について公表を求められるようになりました。当初は301人以上の事業主だけが義務とされてきましたが、令和元年に法改正され、令和4年4月1日から101人以上の事業主に拡大されることになりました。そのため、多くの従業員を抱える大企業だけではなく101人~300人規模の企業にも女性の活躍を後押しするアクションが義務化されることになるため、より多くの企業で女性の働きやすい環境が整えられることが考えられます。


自分らしいキャリアプランを考える重要性


政府による改革が進められることによって、働く女性がキャリアアップを諦めなければならない環境が徐々に変わっていくことが期待されています。

ただし、理想のキャリアプランは人それぞれです。「バリバリ働いてキャリアアップを目指しながら社内制度を活用して仕事と家庭を両立させたい」という方もいれば「ワークライフバランス重視で残業は少なめに穏やかに働きたい」という方もいるでしょう。必ずしもキャリアアップだけが全ての働く女性の理想とは限りません。また、在宅勤務やフリーランス、副業など働き方も広がってきています。様々な選択肢が用意されている時代だからこそ、「自分がどうなりたいか」と具体的にキャリアプランを考えることが大切です。キャリアプランを立てることで将来の目標が定まり、今何を行動すれば良いのかが明確になります。


出産・育児と並行して理想のキャリアを形成する方法


上述の通り出産・育児と並行してキャリアアップを目指したい人や、出産後は育児や家庭を重視して働きたい人など、希望する人生、働き方は人それぞれです。ここからは、出産・育児と並行しながらキャリアを形成する方法を紹介します。自分の理想像を考えながら参考にしてみてください。


―産休・育休期間で今までに培った経験やスキルを強化する


育児の合間の時間を使って、自身の職種の最新情報をネットやSNSで取得したり、書籍に目を通したり、効率的に最新の情報をキャッチアップしておくと復職時に比較的スムーズに仕事になじめます。また、時間があれば復職の前に資格取得の勉強をしておくことも有効です。資格が取れれば自分のスキルの証明とあわせて休職期間にも前向きに努力をしていた証となるため、会社へのアピールに繋がるでしょう。ただし、多忙な育児中にやみくもに資格取得だけを目的とするのはおすすめできません。今後のキャリアを見据えて必要な資格を選び勉強するなど、少ない時間を有効活用していきましょう。


―マネジメントスキルを身につける


冒頭のデータで示した通り、管理職における女性の割合は依然として低い水準です。しかし、政府の改革により、今後は「復職後もキャリアアップを目指しやすくなる」制度の導入・改善が進められていくことが考えられます。管理職を目指したい方は、休職期間にマネジメントスキルを学ぶことを視野に入れても良いでしょう。

管理職に求められるマネジメントスキルとしては、「メンバーにわかりやすく情報を伝達するコミュニケーション能力」「メンバーの業務内容やコンディション・スケジュールを把握する管理力」「メンバーの意見に耳を傾けるヒアリング力」などが挙げられます。

これらはすぐに習得できるスキルではないものの、休職期間中にも必要な知識のインプットは行えます。方法としてはマネジメントノウハウについて記載のある本を読んだり、セミナーに参加したりなどが挙げられます。しかし、多くの知識のインプットを行っていたとしても、実際には部下の性格も人それぞれであり、状況によってマネジメント業務で求められるものは異なります。休職期間中に出来るかぎりのマネジメント知識としてはおさえつつ、実務としては復職をしてから会議の議事進行をファシリテートする、新人やアルバイトスタッフの教育担当を引き受けるなど「場を仕切る」や「育成」などの経験を積みながら時間をかけて身に付けていくイメージで考えておきましょう。


―育児休暇・時短勤務など会社の制度を利用する


在籍している会社で育児休暇・時短勤務・フレックスタイム制・リモートワークなど柔軟な働き方に対応している場合は、積極的にその制度を活用していきましょう。ただし、このような制度は企業ごとにルールが異なることが多いため、制度を利用する前に詳細を確認しておくと良いでしょう。

もし、制度が整えられていない、もしくは制度自体はあるが取得しにくいなどの環境であれば、理解のある職場への転職を検討するのもひとつの手です。転職を検討する際には求人票やコーポレートサイトを確認し、制度が導入されているかチェックしましょう。さらに、口コミサイト・転職エージェントへの相談を通して「その制度がどの程度活用されているのか」を確認してください。もし可能であれば、転職を検討している会社の社員へのヒアリングもできると良いでしょう。より詳細な実情を把握できます。


―家事・育児を短縮できる方法を考えてみる


まずはパートナーをはじめとした身近な人に、家事・育児の分担を相談しましょう。その上で家事や育児の時間を短縮し、仕事の時間を確保する方法も有効です。自動調理鍋や食器洗い乾燥機、ロボット掃除機のような時短家電を利用しながら日々の家事の時間を少しずつ短縮したり、近年需要が急増しているフードデリバリーサービスや家事代行サービス、ベビーシッターを依頼するなど、人の手を借りたりするのも良いでしょう。

ただし、ある程度の支出が必要となることも考えなければなりません。コスト面を抑えるため、忙しいときだけスポット的に利用するといった工夫も必要です。また、最近では行政やNPO法人などが非常にリーズナブルな料金で家事や育児のサポートをしてくれるサービスもありますのでホームページをチェックしたり、行政窓口に問い合わせてみたりすると良いでしょう。さらに、ママ友達ネットワークの口コミは非常に有益な情報源ですので保育園や児童館などでネットワークづくりもおすすめします。


―働きやすい雇用形態に切り替えてみる


長時間の拘束は、家事や育児の妨げになりやすいです。パートナーや周囲の人と相談し、時短勤務に切り替えるのもひとつの手です。時短勤務が難しい場合は、契約社員やパート、業務委託など、時間の融通が利く雇用形態への切り替えを検討しましょう。

ただし、雇用形態を切り替えることで、正社員として受けていた恩恵が受けられなくなるデメリットもあります。基本給が下がる、賞与がなくなるなど、収入面の変化も避けられないでしょう。また、時短勤務で長期間過ごしてしまうと「マミートラック」といって、昇進や昇給などの機会が難しくなるキャリアコースを歩んでしまうリスクもあります。それぞれの雇用形態のメリット・デメリットを踏まえ、働きやすさと収入のバランスを考えて検討する必要があります。


将来のキャリアに悩みがあるときに試したいこと3選


キャリアプランを考えてみても、具体的に何をすれば良いのか、そもそも理想のキャリアプランを実現できるのかなど、将来に不安を抱えることもあるでしょう。ここでは、将来のキャリアに悩みがある場合に試してほしい3つの行動を紹介します。


―女性のキャリアを考えるイベント・セミナーに参加する


近年、女性のキャリアを考えるイベントやセミナーが多数開催されています。「キャリアアップを考える」「人生のあり方について考える」といったイベントやセミナーに参加すれば、将来の人生や仕事における悩みを解決するヒントが得られるかもしれません。また、自分に合ったキャリアプランを設定するきっかけにもなるでしょう。

イベントやセミナーの情報はインターネットから気軽に収集でき、就活・転職サイト、就職支援センターなどでも案内されているので、興味があれば探してみてください。


―キャリアカウンセリングを受けてみる


自分だけでは悩みを解決できない場合や将来に漠然とした不安がある場合は、キャリアカウンセリングを受けてみることもおすすめです。現在の仕事や転職に関する悩みだけでなく、結婚や出産、育児といった女性の働き方にまつわる悩みをプロに相談できます。

自治体や転職エージェントなどが無料でキャリアカウンセリングを実施している場合もありますし、有料でキャリアカウンセラーに個別相談することも可能です。ただし、無料のカウンセリングは職業紹介をゴールとしていることが多いため、キャリアアップやワークライフバランスといった中長期的な悩みを解決したい場合は、女性のキャリアサポートを得意とするカウンセラーに有料で相談した方が良いかもしれません。


―ロールモデルを探してみる


働く上でお手本となるロールモデルを設定することも、悩みを解決するためのひとつの方法です。はっきりとした指針を見つけることで、将来設計が立てやすくなります。また、理想的なキャリアを実現するためには何が必要か、どんな目標を設定すべきかなどといった課題が明確になるでしょう。

ロールモデルは、理想のキャリアを叶えた身近な人でも良いですし、著名人でもOKです。また、1人に絞る必要もありません。ただし、働く環境や職種が自分と似ていたり、同じようなライフイベントを経験したりしている人をロールモデルとした方が、具体的な行動指針をイメージしやすいでしょう。


まとめ


働く女性にとって、理想のキャリアを叶えることは難しいと感じるかもしれません。しかし近年では、その人に合ったキャリアプランを実現しやすい環境が整ってきています。なりたい自分の将来像を明確にイメージしながら理想の働き方を目指していくことで、自分らしい人生を実現できるでしょう。

 

この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社Reboot代表取締役


年齢:28

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

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