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【転職ノウハウ】仕事がつまらないと感じたらどうすべき?



毎日の業務にやりがいを見いだせない、思うような成果が得られないなどが理由で、仕事に対してつまらないと感じることもあるでしょう。仕事がつまらないのは当然だと諦めている人もいるかもしれません。しかし、自分の工夫次第で仕事に楽しみを見いだせる可能性があります。

この記事では、そんな仕事がつまらないと感じる原因や対処法、つまらないと感じたときにやってはいけない行動について解説します。

 

もくじ

仕事がつまらないのは当たり前?

仕事がつまらないと思うよくある理由5選

理由1. 待遇・評価に不満がある

理由2. 人間関係が良好でない

理由3. 仕事内容が合わない

理由4. 成果が出せない

理由5. 自分の成長につながらない

仕事がつまらない場合に試したい6つの対処法

対処法1. つまらないと感じる原因を分析する

対処法2. 上司や人事に相談する

対処法3. 自分なりの目標を決める・スキルを磨く

対処法4. 自分の業務・会社を客観的に見る

対処法5. 気分転換をする

対処法6. 前向きな転職をする

これだけはNG!つまらないからといってやってはいけないこと

―仕事をサボる

―何も対処せずに働き続ける

―上司・同僚に愚痴ばかりを言う

―とりあえず転職活動を始める

まとめ

 

仕事がつまらないのは当たり前?


2019年2月に「就職ジャーナル」が20〜60代の会社員1,111人を対象に実施したアンケート調査によると、「働くことが楽しいか?」との問いに「楽しい・まあ楽しい」と答えた割合は47.8%と約半数を占めました。一方で、「あまり楽しくない・楽しくない」と回答したのは全体の26.5%で、少数派であることが分かります。この結果から、何かしら仕事に楽しみを見いだしている人のほうが多いと読み取れるため、「仕事がつまらないのは当たり前」とはいえず、工夫次第で楽しく感じる可能性は十分にあると考えられるでしょう。


仕事がつまらないと思うよくある理由5選


仕事に対する見方を変えるためには、まず仕事がつまらないと感じる要因を把握することが大切です。厚生労働省が発表した「平成30年若年者雇用実態調査の概況」では、初めて勤務した会社をやめた理由について調査しています。この調査の結果では、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった」「賃金の条件がよくなかった」という条件面での不満が53.7%、「人間関係がよくなかった」という職場の人間関係への不満が26.9%、「仕事が自分に合わない」という仕事内容への不満が20.1%になっています。

以下では、これら3つの理由も含め、仕事がつまらないと思う5つの理由について深掘りしていきます。


理由1. 待遇・評価に不満がある


前述した厚生労働省の調査で、前職を退職した理由として最も多かったのが労働時間や休日、賃金などの待遇に不満があるケースでした。労働の対価として見合った給料が得られなかったり、プライベートを楽しむための休日休暇がもらえなかったりすると、仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。

また、多くの場合、待遇は仕事ぶりに応じて決められます。そのため、自分の仕事ぶりが適正に評価されているかどうかも重要です。努力や成果を正当に評価してもらい、それに見合った給料を得ることは仕事にやりがいを感じるための大切な要素になります。


理由2. 人間関係が良好でない


上司や同僚など、職場の人間関係に悩んでいる人は多くいるでしょう。人間関係が良好でないと、スムーズに意思の疎通が図れないことによって業務を円滑に行えなかったり、同じ空間で働くことでストレスが溜まったりするなど、さまざまなデメリットが生じる恐れがあります。また、疑問や悩みなどを気軽に尋ねられず、結果として仕事の遅れやミスにつながってしまうこともあるでしょう。このような状態が続くと、つらい気持ちや不満が募り、仕事がつまらないと思うことにつながる可能性も考えられます。


理由3. 仕事内容が合わない


仕事内容が合わないと感じるのは、いくつか理由があります。例えば、人と話すことが好きなのに、ひとりで黙々と作業をするデスクワークの仕事が多いなど、業務内容が自分の適性と合っていないことが挙げられます。また、単調なルーティンワークが多いとつまらないと感じる要因になりかねませんが、反対に業務の難易度が高く処理しきれない場合も、やりがいを感じられなくなってしまいます。仕事が難しくてついていけなかったり、上司から頻繁に怒られたりすることが続けば、大きなストレスになるでしょう。


理由4. 成果が出せない


たとえ、自らが選んだ業界・業種での仕事であっても、思うような成果が出なければ仕事を楽しいと思えなくなってしまいます。また、日々の業務の中でしっかりやるべきことをこなしていたとしても、職種によっては成果として見えづらい可能性もあります。例えば営業職であれば、売上や契約件数など数字となって結果に表れますが、事務職や定型的な作業が多い職種などはどれだけ貢献できたかを可視化するのが難しいかもしれません。そのため、自分の仕事がどれぐらい会社や周囲に貢献できているのかが分からず、やる気が出なくなってしまうこともあるでしょう。


理由5. 自分の成長につながらない


仕事内容が簡単すぎたり、ひたすら同じことを行う仕事だったりすると、自分の成長につながらない、続ける先に得られるものがないと感じてしまう可能性があります。加えて、会社がスキルアップや資格取得を推奨するような制度を設けていないと、新しい知識やスキルを身に付けて成長しようとする姿勢を保つことも難しいかもしれません。勤めている会社に自分の成長につながる環境がないと、モチベーションが維持できずに仕事がつまらないと感じてしまうことがあります。



仕事がつまらない場合に試したい6つの対処法


漠然と仕事がつまらないと思っているだけでは状況は改善せず、ひいては生産性が上がらなかったり、ストレスを抱えてしまったりすることが考えられます。そこで、以下ではつまらないという思いを少しでも取り除くための対処法について6つ解説します。


対処法1. つまらないと感じる原因を分析する


まず、自分がなぜ仕事を楽しいと思えないのか分析してみましょう。その際、いつからつまらないと感じるようになったのか、どんな業務をつまらないと感じるのか、反対にどんな業務であれば少しでも楽しいと思えるのかを洗い出します。

また、原因の分析を進めると同時に、入社した際に描いていた理想と現実を照らし合わせることで、どのようなギャップを抱えているのかが見えてくるはずです。例えば、もともと顧客と密に接してしっかりと要望をくみ取ることのできる営業になりたいと思って入社したものの、顧客と打ち合わせをする時間より資料作成に充てる時間が長く、仕事がつまらないと感じている場合は、仕事内容に対してギャップを抱えていることが分かります。 このように、つまらないと感じる要因を分析し、それはどうしても変えられないものなのか、環境や仕事内容、考え方を変えれば改善できるものなのかを見極めると良いでしょう。


対処法2. 上司や人事に相談する


なぜ、つまらないと感じるのか分析し、把握した原因を上司や人事に相談してみることも有効です。仕事内容や人間関係に要因がある場合には、部署異動や担務変更をしてもらえることがあります。また、待遇や評価に不満がある場合も、耐えるだけでやりすごそうとせず、会社にかけ合ってみることで解決の糸口が見つかるかもしれません。

相談する際は、ただ「仕事が合わない」「給料が低い」と言うだけでは意図が相手に伝わらないため、なぜそう思うのか、どうして欲しいのかなど、分析した内容を具体的に伝えることが重要です。


対処法3. 自分なりの目標を決める・スキルを磨く


1年後や3年後のキャリアビジョンを明確にして、それを実現するための中間目標を細かく決めていくことも有効です。ひとつひとつの目標を達成できれば、成長の実感を得ることで仕事にやりがいを感じられることがあります。

仕事の難易度が高すぎることもつまらないと感じる理由のひとつとなりますが、どうせできないからと諦めずに、どのような知識や能力が足りていないのかを見つめなおし、そのスキルを補うための努力をしてみることが大切です。出来なかったことができるようになったり、やっていくうちに業務のスピードが上がったり、自分の成長を実感できればやりがいにつながります。小さな努力から始めてコツコツ目標をクリアしていけると良いでしょう。


対処法4. 自分の業務・会社を客観的に見る


働いているうちに、いまの職場で働く理由や自分の仕事の価値が分からなくなってしまうこともあるでしょう。そのため、業界の中での自社の立ち位置や存在意義などを改めて調べ、俯瞰して見てみることも大切です。そもそもなぜこのような仕事があるのか、社会のためにどのように役立っているのかを一歩引いて見ることで、自分が担当する仕事の意味を再認識できます。捉える視点が変われば、働く意義を感じられるかもしれません。

また、ほかの企業で働く人と話して、客観的な意見をもらうのもおすすめです。会社や仕事に対する自分の考え方を別の立場の人と共有し、意見を聞くことで、今までになかった視点を持つきっかけになることもあります。


対処法5. 気分転換をする


仕事がつまらないとずっと悩んでいても、頭の中で考えが堂々巡りしてしまうだけかもしれません。そのようなときは、思い切って休息を取ってみることも大切です。一時的に仕事から離れてリフレッシュすることで、また仕事への意欲が湧いてくることもあります。

また、会社の規定で問題がなければ副業をしてみるのもおすすめです。異なる仕事をすることで、副業・本業双方の業務に対するモチベーション向上につながったり、別の視点を持つことで仕事に対して新たな着想が生まれたりすることがあるでしょう。


対処法6. 前向きな転職をする


現在の職場でどうしても状況が改善できない場合は、前向きに転職を考えてみましょう。ただし、さまざまな対策を講じたあとに決断することが重要であり、深く考えずに安易な転職をしてしまうとまた同じ問題を抱えてしまうことになりかねません。

転職する際は、会社や仕事に対してどのような点で不満を感じているのか分析し、転職先ではそれらの不満が起きることがないかをしっかりと見極めましょう。



これだけはNG!つまらないからといってやってはいけないこと


仕事がつまらないと感じたときにやるべきことを紹介しましたが、一方でやってはいけないこともあります。他者に迷惑をかけたり、解決にならないことをしたりするのは絶対に避けましょう。モチベーションの低下によって図らずもやってしまっていることもあるかもしれませんので、以下でとりあげる例に心当たりがないか確認してみてください。


―仕事をサボる


会社を無断欠勤することは絶対に避けてください。また、つまらないからといって、仕事中に別のことをする、だらだらと仕事するなどもしてはいけません。まわりの社員の業務負担が増えるなど、周囲に迷惑をかけることが想定されます。

このような行動が目立つと、会社での信頼を無くし人間関係にも悪影響を及ぼしてしまいます。たとえ将来的に別の部署へ異動が叶っても、信頼度が低ければ働きにくくなってしまい、結果として会社に居づらくなるでしょう。そのため、仕事をサボることは避けるべきです。


―何も対処せずに働き続ける


つまらない仕事だと思っていることに対して何も対処せずに惰性で働き続けることも、ストレスが溜まってしまうので、避けたほうが良いでしょう。また、仕事へのモチベーションが低いまま働いていても成果を出すことができず、他者からの評価につながらないため、思い描いていた昇進やスキルアップも実現できなくなってしまいます。

そのため、今自分にできる最善の行動をしてみることをおすすめします。自分の行動ひとつで状況が変わる可能性があるなら、まずはやってみるに越したことはありません。上司や人事に不満を相談したり、 休暇を取って気分転換したり、自分にとって気軽に出来ることから始めてみましょう。


―上司・同僚に愚痴ばかりを言う


状況を改善するために上司へ相談すること、そして時にはストレス発散のために同僚に愚痴を言うことは、ひとりで抱え込まないようにするためにも意味のある行動です。他者からの意見で新たな視点が持てるきっかけになることもあるでしょう。

しかし、不平不満をぶつけ過ぎるのは良くありません。なぜなら、愚痴を言うだけでは改善に向けて前向きな姿勢で取り組めないこと、また、周囲にとって愚痴を聞くことが負担となり迷惑をかけてしまうことがあるからです。上司や同僚、人事と話す際には、愚痴は最小限に留め、建設的な話し合いができるように心掛けましょう


―とりあえず転職活動を始める


つまらない仕事からとにかく逃れたい一心で転職活動を始めることはおすすめできません。なぜ仕事をつまらないと感じているのか、どうすれば不満を持つ状況から脱却できるのかを把握していなければ、たとえ転職が成功したとしても再度同じ悩みを持つ可能性が大いにあります。

転職を決意する前には、きちんと自己分析をしたうえで、現在の職場で改善できる手立てがないか、十分に考えてみてください。それでも改善しない場合に限り、転職活動に踏み切ったほうが良いでしょう。


まとめ


仕事をつまらないと感じるのは、待遇や人間関係、仕事内容への不満など、さまざまな理由が考えられます。まずは、なぜつまらないと感じるのかを自己分析し、上司や人事にかけ合ってみる、目標設定をしてみるなど、現在の職場でできる対処法を試してみましょう。それでも改善しないようであれば、転職を検討してみるのもひとつの方法です。いずれにしても、何も対処せずに仕事をサボる、あるいは闇雲に働き続けるといった状態は好ましくありません。仕事が充実することは、ひいては人生の充実にもつながります。仕事をつまらないままにしないように、この記事で紹介した対処法を参考にして改善に励んでください。

 

この記事を監修したキャリアアドバイザー:


八重樫 勇輝 

株式会社ReBoot代表取締役


年齢:29

出身地:岩手県

趣味:漫画・映画鑑賞


経歴:

自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。

現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。

求職者の皆様への一言:

面談から求人のご案内、資料の作成、入社後のフォローまで手厚くサポート致します!










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