世の中には多種多様な職業があり、職場の雰囲気や働く人もさまざまです。
自分に合わない会社に入ってしまうと、「辞めたい」と感じることもあるでしょう。
けれども、まだ「辞める」という決断まで踏み出せず、どうすべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、仕事を辞めたい理由としてよくある7つのケースに対する対処法を解説し、辞めたいと思った時に試すべきことについても紹介します。
仕事を辞めたいと思った時、辞めた方がいいのか、考え直した方がいいのかを決めるヒントとなることでしょう。
もくじ
1.「仕事を辞めたい」よくある7つの理由とその対処法
はじめに、「仕事を辞めたい理由」として代表的な7つの理由とその事例を取り上げ、その対処法を解説します。
理由1.人間関係でのトラブル
よくある事例
・上司から人格を否定されるような叱り方をされる
・上司の態度が気分によって異なる
・他人のミスのしわ寄せ、後始末をさせられる
・職場内にグループや派閥がある
・裏で悪口を言う同僚がいる
・プライベートに関してしつこく聞いてくる同僚がいる
・上司から個人的に親しい関係を求められる
仕事を辞めたい理由として特に多いのが、人間関係におけるトラブルです。中にはパワハラやモラハラ、セクハラに苦しむ人もいます。もともと人付き合いが苦手で、職場でのコミュニケーションが上手くいかなかったというケースもあるでしょう。
対処法:素早く相談し、修復が難しければ退職を検討する
理不尽な扱いを受けていると感じる場合、あなただけの力で状況を変えることはかなり難しいはずです。悩みの種となっている人物より上の立場の人に相談したり、内部通報・パワハラの相談窓口が社内にあれば利用を検討してみてください。特に、新入社員など立場が弱い場合は、できるだけ早く相談することをおすすめします。上司や同僚への指導や部署の配置換え、あるいは次のタイミングでの異動によってトラブルが解決することもあります。不幸にして相談後も問題が解決に向かわないようであれば、精神的な負担が大きくなる前に、退職の決断を視野に入れても良いでしょう。
どんなに仕事に熱心な人であっても、人間関係がこじれてしまっては健全に働き続けることは困難であり、仕事の質を改善していく気概を失ってキャリアに影響する可能性があります。解決が難しい人間関係の悩みに時間を割くより、新しい会社でやり直すことを考える方が建設的なこともあるでしょう。
理由2.今の仕事に向いていない
よくある事例
・自分の強み、スキルが発揮できないポジションだと感じる
・業務の特性上、苦手な業務の為、過度なストレスを感じる
・周りの足を引っ張っているような気がしてしまう
・メインではない仕事の方に魅力を感じる
仕事を辞めたい理由として、「仕事に向いていない」と感じるケースもあるでしょう。仕事はさまざま、人の性格や振る舞いもさまざまです。特に、未経験の職種では実際に仕事をやってみないと自分に向いているか分からないもの。自分では営業に向いていると思っていても思うほどうまくいかなかったとき、あるいは、職場でのキャラと内面の性格の矛盾に苦しむようなときに今の仕事に向いていないと感じることが多いようです。そのほか、懸命に頑張っても周りに比べて成果が出せなかったり、評価されづらい仕事の方が面白くなったりすることで、自分の適性を見つめ直すこともあるでしょう。
対処法:向いていないと感じる原因はどこにあるかを考える
まずは、向いていないと感じる原因を自身で考えてみましょう。原因の特定に至らなくとも、考えられる原因を仮定し、それを解決できないか模索してみてください。原因ごとの対処方法としては以下が挙げられます。
知識不足 → ネット・書籍などで不足している知識をインプットする
経験不足 → 期間を定めて現状維持(改善されない場合は再度原因を考える)
興味関心との不一致 → 書籍購入・セミナー参加などで業務理解を深め、興味を感じられるかを探る
自分で解決に向けて動いたにも関わらず状況が改善しない場合は、上司や同僚への相談をおすすめします。相談する際には「自身で原因を仮定し、その解決のために行動したこと」を伝えましょう。そうすることで「異なる対処方法が聞ける」「自分では気づけなかった原因が見つかる」など、具体的な解決策を提案してもらいやすくなります。
理由3.社風や会社の雰囲気が合わない
よくある事例
・顧客を大切にせず、売り上げや利益を最優先する
・労働時間が長いほど「よく働いている」と判断される
・上司に対して意見できる雰囲気ではなく、新しいことにチャレンジできない
・飲み会や宴会に参加しているかどうかが重視される
・必要以上にお互いを干渉しない希薄な関係で、新入社員に対しても放置状態である
社風や雰囲気は会社によってさまざまですが、一日のうちで長い時間を過ごす職場の雰囲気が合わなければ精神的なストレスにもつながることでしょう。古くからの価値観がそのまま残っていて、自分の考え方と不一致を感じる場合もあるかもしれません。このような会社とのミスマッチは、一社員の力ではなかなか状況を改善しづらく、辞めたいと感じる原因となっているようです。
対処法:環境や時間が解決してくれるかどうか見極める
社風や雰囲気が合わないと感じている場合は、具体的に「何に」「どのような」違和感を覚えるのか、そもそも「なぜ」感じるのか、その原因を分析してみましょう。そして、それが時間の経過で解決できないか、あるいはちょっとした自分の働きかけで解決できないかを検討してみてください。
例えば「必要以上に干渉しない希薄な関係」が合わないと感じるのであれば、「月に1回同じ部署のメンバーとのランチ会を企画してみる」「情報共有会を定期的に開催する」などコミュニケーションの場を設けるなど自分が組織へ働きかけることによって環境が変化することがあるかもしれません。
ただ、業務方針や評価軸に関わる社風や雰囲気を変えるのは容易ではありません。例えば「売上・利益優先の社風」「労働時間の長さが評価につながる」といった社風や雰囲気を変えるには、事業部長や役員クラスの役職から全社に対してアプローチする必要があります。
合わないと感じている原因が「業務方針」「評価軸」などにある根本的な価値観を問う場合や解決に長い時間がかかりそうな場合、自分ひとりの力で解決できない場合は大きな負担が伴うため、転職を視野に入れても良いでしょう。
理由4.給与が見合わない・評価に不満がある
よくある事例
・労働時間に見合った残業代が出ない
・賞与(ボーナス)がない
・成果を出しても給与に反映されない
・明確な評価制度がなく属人的な価値指標で評価される
・同じ仕事をしていても年齢・男女で評価が違う
・飲み会や接待の立ち居振る舞いなど、仕事の成果以外で評価される
・責任のあるポジションにも関わらず給与が上がらない
会社独自のルールにより、残業代や賞与が正当に支払われていないと思われる場合、給与面での不満を感じるのも仕方がないでしょう。また、明らかな成果や実績を出しても評価や報酬として見返りがなかったり、年齢・性別で大きな差をつけられたりすると、仕事へのモチベーションが下がってしまう原因となります。反対に、飲み会などといった業務以外の面で評価されていると感じたり、体力面や精神面での負担が大きい仕事にもかかわらず、受け取る給与が割に合わないと感じたりする場合も少なくありません。
対処法:給与アップが見込めないか評価制度を確認し直す
まずは、会社の評価システムを確認し直しましょう。自分が想定していた評価基準で給与が決まらない可能性もあり得ます。確認した上で納得できなければ、給与アップや残業代の支払いが可能かどうか上司や人事に相談してみてください。社員への評価軸を見直してもらえれば、待遇の改善が見込めるかもしれません。もし給与アップの可能性が見込めなければ、より待遇の良い会社を探すのもひとつの手です。
理由5.仕事がつまらない・やりがいを感じない
よくある事例
・毎日単調な作業ばかりで辛く感じる
・アウトプットばかりで成長感を感じられない
・興味関心のある仕事内容ではない
・仕事量が少なく暇を感じる
・業務範囲が狭く制約がある
自分の仕事に満足ややりがいを感じられない場合も、会社に行くのが億劫で辞めたいと感じる人が多いようです。もともと仕事に対してやる気がある人にとっては、無駄な時間を過ごしているのではないかと焦りを感じることもあるでしょう。
対処法:やりたい仕事が社内にある場合とない場合で分けて考える
仕事がつまらない、やりがいを感じないという方は「やりたい仕事が社内にある場合」「やりたい仕事が社内にない場合」で異なるアプローチが必要です。それぞれについて解説します。
【やりたい仕事が社内にある場合】
やりたい仕事が社内にある場合、社内での異動や配置転換の希望が通る状況か確認する必要があります。とはいえ、いきなり上司に希望を伝えても、それが叶う可能性は低いと考えましょう。まずは上司や同部署のメンバーに「能力のある人物である」と評価される必要があります。そのためにまず必要なのは「目の前の仕事で結果を残す」ことです。事業部やチームへの貢献が認められれば、自分の希望を伝えやすい状況を作ることができます。現状の業務で結果を残したうえで、上司に異動の希望を伝えましょう。能力が結果で証明されれば、上司も会社に相談しやすくなるはずです。
また、希望する業務のスキル取得も並行して行えると良いでしょう。上司や同僚の理解が得られる場合は、現在の業務範囲に取り込めるか、なにかしら関われないか検討してみましょう。例えば「プログラミングに興味があるならば、現行業務のちょっとした自動化を試してみる」などが挙げられます。上司や異動を希望する部署へのアピールになる他、異動後の業務にスムーズに入ることができます。
それでも仕事内容や部署を変更してもらえないときや、自身のスキルを発揮できるポジションがないと思われる場合は、やりがいを感じられる他の会社や仕事を探してみましょう。
【やりたい仕事が社内にない場合】
やりたい仕事が社内にない場合、「自分がやりたい仕事とは何なのか」を改めて見つめ直しましょう。万が一、すぐに退職・転職できたとしても、やりたい仕事が明確でないと、退職前と同じ状況になる可能性があります。
また、やりたい仕事を明確にすることで、「現行の業務にやりがいを感じられるようになる」「配置転換や他部署への異動で解決できることがわかった」など、退職・転職をせずに問題を解決できる可能性もあります。そのほか、自分の努力で「業務にやりがいを感じられるようになるかを試してみる」という方法もあります。例えば以下のような工夫をしてみましょう。
単調作業でつまらない → 効率化ツールの導入など、新しい要素を取り入れる
仕事に興味関心がない → 業務理解を深めて関心ある業務に応用できないか模索する
業務量が少なすぎる → 空いた時間で新規企画案などを作成し上司に提出してみる
やりたい仕事を明確にしたり、業務の工夫を行ったとしても、仕事がつまらない・やりがいがないと感じる場合は上司や同僚になぜ仕事がつまらないと感じるのか相談してみてください。第三者の意見を聞くことで、自分では気づけなかった業務のやりがいを感じられるようになる可能性があります。それでも解決しない場合は、転職を視野に入れても良いでしょう。
理由6.仕事量が多い・労働時間が長い
よくある事例
・慢性的な人手不足から一人あたりの仕事量が多い
・準備や顧客の対応で、早朝出勤や深夜残業が求められる
・イレギュラーな対応が多く、労働時間が不安定
・長時間働くことを美点だと考える雰囲気がある
・常に罰則規定の基準まで労働を求められる
労働時間に関する考え方や評価は、会社によって大きく異なり、労働時間が長い方が評価されるという会社もあります。残業時間に制限を設けるなど、いわゆる「ホワイト企業」と呼ばれる会社であっても、業務時間内の仕事量が膨大であるために疲弊してしまうケースもあるでしょう。また、医療関係やサービス業などの仕事では、慢性的な人手不足に加えて不規則な時間での勤務などイレギュラーな対応を求められることも多く、仕事量や労働時間について悩む人が多い傾向にあります。
対処法:仕事量や労働時間が調整できないか試し、難しい場合は健康を害する前に辞める
業務過多に陥っている場合、まず試すべきなのが「納期の調整」です。業務完了までの時間を伸ばすことで、毎日の業務時間を短縮できる可能性があります。納期の調整で多少の時間を短縮できたなら、空いた時間で「業務の洗い出し」を行いましょう。そして、それぞれの業務を自動化ツールの導入や人員を補充することで削減できないか確認してみることが大切です。
自分以外の人でもできる業務があれば、取引先へアウトソースすることや、アシスタントなどの雇用も含めて上司に相談してみることをおすすめします。相談する際は、以下の内容を整理してから相談するようにしましょう。
・自分の労働時間状況(残業時間・休日出勤状況など)
・現在かかえている業務の内容
・何を・誰に任せれば自分の労働状況が改善されるのか
万が一、上司が取り合ってくれない場合は、会社の人事・労務担当者に相談しましょう。労務担当者は従業員の労働時間管理を行い、労働基準法に違反していないか確認することも業務のひとつなので、長時間の残業が続いている、休みが取れていないなど健康的な働き方が出来ていない場合は状況改善に動いてくれる可能性が高いです。それでも状況が改善しない場合は労働基準監督署に相談しましょう。労働基準監督署に相談すると実情の調査や体制改善などの指導が入るため、状況が解決に向かうこともあります。全て試しても一向に状況が改善しないようであれば、最終的な選択肢として転職を検討しましょう。
理由7.結婚・出産・家庭の事情
よくある事例
・結婚後は専業主婦(主夫)やパート勤務に転向したい
・出産・育児と仕事の両立が難しい
・親の介護が必要になった
結婚すると、配偶者や子どもに関わる時間を確保するため、同じ職場で働くのが難しくなることもあります。結婚・出産後に精神的なストレスが増えることもあるでしょう。残念ながら「マタハラ」「イクハラ」という言葉があるように、結婚・出産のために仕事量の調整を希望した際、上司から不満を言われる女性や、育休取得について揉める男性もまだまだ多いようです。同じ家庭の事情としては、老齢の親の介護が必要になったためにこれまでの仕事が難しくなり、転職・退職を検討するケースもあります。
対処法:仕事を辞めた場合の経済状況を考えて判断する
結婚や出産、今後の介護生活を控えているならば、利用できる公的制度などを調べ、必要となるお金をおおまかに算出してみてください。仕事を辞めることで経済状況が悪化すると、さらにストレスが増えてしまうかもしれません。また、時短勤務に切り替えるなど、柔軟に対応することで解決できる可能性もあります。事情に合わせて仕事の量や時間を調整できないか、一度上司に相談してみてください。会社の制度として時短勤務が認められていない場合や、金銭的な目処が経つ場合は現職を辞めるという選択肢も有力となるでしょう。
2.仕事を辞めたいと思った時に試すべきこと
仕事を辞めたいと思っても、すぐに退職を決めてしまうのは得策ではありません。ここでは、退職の決断をする前に試すべきことについて解説します。
2-1.仕事を辞めることで解決できる問題かどうか判断する
体力的・精神的に負担を感じている場合、仕事を辞めることが唯一の解決策だと感じるかもしれません。しかし、場合によっては、仕事を辞めずに解決できるケースも存在します。転職には大きなパワーもかかり、想定通りの環境が整っている保証もないためリスクも伴います。そのため、辞める以外に解決方法がないか見極めることが必要です。
まずは、自分で解決できる方法がないかを考えてみましょう。業務過多に陥っている場合は「納期の調整」など、相談しやすいものから業務負担を減らせないか検討してみてください。仕事がつまらなくて精神的に辛いようであれば、仕事のやり方を変えてみるなど、まずは自分でアクションを起こせるものから試していきましょう。
それでも解決が難しい場合は、信頼できる上司や同僚に相談することで、解決の糸口が見つかったり、改善方向に進み始めたりすることもあります。給与や労働時間に対する不満も、自分の要望を伝えるだけではなく、会社に対してさらに貢献できることなど、自分の努力もあわせて伝えてみてください。また、今とは違う仕事がしたいというときは、業務を徐々にスライドできないか考えてみるのも一案です。基本的に問題は放置していても改善しないため、打開策を見出すことができたら、早めに行動することが大切です。
判断にあたっては、以下の内容を組み合わせて問題を分析してみましょう。
・問題の原因は、自分の中にあるのか/外にあるのか
・自分の力で変えられることかどうか、その難易度はどうか
・一緒に問題に取り組んでもらえる協力者はいるか
・今の職場で問題を解決する努力をしたいか
・転職した場合、問題がどの程度解決しそうか
上記の観点から、仕事を辞めることが本当に最善の選択かどうか、冷静に見極めることが必要です。
2-2.冷静な判断ができない場合は思い切って休暇を取る
仕事や家庭の事情などで心身が疲弊しているときは、上で述べた分析の時間も取れず、正確な判断を下すことが難しくなることもあります。そのような時は、状況が許せば有給休暇などで一旦仕事から離れてみるのも良いでしょう。
仕事から離れてプライベートな時間が持てると、自分自身や仕事を見つめ直す余裕が生まれます。客観的に問題の本質を捉え直すことで、より正確な判断を下せるようになることでしょう。今後も同じ職場で頑張っていけるような解決策や、自分に適した他の会社を見出すことができるかもしれません。
なお、過重労働が続くような職場・ブラック企業では、なかなか休暇が取りづらい雰囲気の場合もあります。早めにリフレッシュできることが理想ですが、本当につらい場合は、専門の病院へ通院して少しでも職場から離れてみる、公的な窓口で相談してみる、あるいは休職するという形で自分の時間を確保するのも一案です。
2-3.辞めると決断したら退職するタイミングを検討する
さまざまな方向から状況を検討し、あるいは実際に解決策を試しても状況が改善されず、会社を辞めることを決断したとしましょう。その後は、なるべく早めに退職時期を決定し、計画的に行動を起こすことが重要です。特に精神的な苦痛を感じている場合は、穏便に退職したいところでしょう。辞めるから関係ないと思わず、丁寧に引き継ぎを行ってください。また、勢いに任せて無計画に退職してしまうと、転職先が決まらず離職期間が長くなるなど、今後の転職活動にも悪影響を及ぼすこともあります。在籍したまま転職活動を進めることができないか、考えてみてください。
【仕事を辞めたいと言えない場合は相談ベースから】
仕事を辞めたいと言い出せないときは、相談ベースから段階を踏んで周りに伝えてみてください。信頼できる同僚や上司に現状を話すと気持ちが落ち着くかもしれません。相談することによって、アドバイスを受けたり打開策が見つかったりすることもあるでしょう。それでも改善できなければ、次にどんな仕事をしたいか、いつまでに現職を辞めるかといった具体的な事項について考えます。理解してくれる味方がいれば、たとえ退職を選択したとしても心強いでしょう。
目途が立ったら、退職する旨を直属の上司に口頭で伝えてください。直接言うのが難しければ、メールなどで退職の意思を伝えてから面談すると良いでしょう。辞める意思がすでに固まっていることを最初に伝え、お世話になったことに対する感謝や敬意を示しながら話をすると、スムーズに進みやすくなります。
3.「仕事を辞めたい」と思う時によくある質問
「仕事を辞めたい」と思っても疑問や不安がありなかなかすぐに辞めるという決断を出来ない人もいるでしょう。以下によくある質問を2つまとめましたので、参考にして仕事を辞めるべきか続けるべきか、判断する要素として活用ください。
Q. 仕事を辞めるべきかどうやって判断すれば良い?
抱えている不満や悩みが、仕事を辞めることで解決するのかどうかという点を判断の基準として設けることが大切です。今の環境からとにかく逃げたい一心で辞めるという決断をしてしまうと、結局その先も同じ不満や悩みを抱えることにもなりかねません。どうしたらその悩みを解決できるのか、まずはしっかりと考えたうえで、仕事を辞めるかどうかを決断するようにしたほうが良いでしょう。
Q. 仕事に向いていない場合はすぐに辞めるべき?
向いていないと感じる理由が何なのかによります。自分の少しの努力や工夫次第で解決することであれば、すぐに辞めるという決断をするのは早いでしょう。知識が足りないと思うなら書籍や関連サイトから知識をインプットしたり、単純に経験不足なのであれば慣れるまで一定期間を決めて頑張ってみたり、自分の工夫次第で解決できそうであればもう少し今の仕事を続けてみることをおすすめします。ただし、仕事が合わな過ぎてストレスが溜まり続けてしまっている場合や、自分で工夫してみたものの状況が改善しない場合は、転職や退職を検討したほうが良いでしょう。
まとめ
仕事を辞めたいと感じたら、まずは自分自身を見つめ直して現状整理をすることをおすすめします。冷静に考えることで不満の原因が分かれば、打開策が見つかるかもしれません。ただし、心身の健康を第一に考え、決して無理をしないことが大切です。退職を決めたら、会社や周囲の社員への気遣いや配慮を示しつつ、健全に働けるよう行動に移していきましょう。
この記事を監修したキャリアアドバイザー:
八重樫 勇輝
株式会社Reboot代表取締役
年齢:28
出身地:岩手県
趣味:漫画・映画鑑賞
経歴:
自分の転職活動の際、周囲のサポートで助けられたことをきっかけに、今後は自分が求職者の助けになることを決意し、起業。
現在は代表自ら求職との面談・就職支援を精力的に行う日々に明け暮れている。
求職者の皆様への一言:
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